労力を減らし、継続して新作動画を上げ続けるべし

あなたがチャンネル登録しようと思うときのことを考えてください。

毎週金曜日の19時から動画が投稿されているチャンネルと、不定期に投稿されているチャンネル、どちらを登録したいと思うでしょうか。

登録者数の獲得のためには、継続的に動画を上げ続けるべきです。
そのためには、労力を出来るだけ抑えることも重要です。

多くの時間を割けば動画の質はいくらでもあげられますが、編集時間に比例して再生数が増えるわけではありません。

多くの視聴者は「作品」ではなく「娯楽」を求めているのです。 バランスを大事にしましょう。

当方の例です。リップルアイランドプレー動画はクリスマス企画ということもあり、20時間以上をかけて作成した「作品」ですが、再生数は当チャンネルの平均的な再生数に留まっています。広告収益を時間あたりで計算すると、通常の半分しか収益を上げられなかったことになります。

逆に、シャドウゲイトプレー動画は平均的な動画作成時間である約10時間で作成した「娯楽」ですが、人気が出て再生数が通常を大きく上回り、大きな収益を産み出しました。

サムネには時間をかけるべし

あなたがYouTubeをダラダラ見るとき、サムネで動画を選んでいませんか。
サムネはクリック率をあげるのにとても大事な要素です。

自分が昔公開していた「ゲームソフト売上ランキング10」の当初のサムネはこちら。

どうです? 再生したいと思わないでしょ?w
まずフォントがダサイし、文章もやや長い。
視聴者はサムネを流し見して、「おっ」と思ったもので手を止めるのです。
こんなサムネでは再生されなくて当然です。

その後、当時勤めていた会社のデザイナー陣に助言を貰って、サムネを作り直しました。

視認性が良くないですね。
その後ブラッシュアップした最終形は↓です。

このサムネに変えたところ、チャンネル初の4桁再生を獲得することになりました。

特に無名の頃は、視聴者を獲得するためにサムネに力を入れるべきです。
YouTubeアナリティクスで初動のクリック率が低い場合、サムネを作り直すことも検討しましょう。

動画の宣伝をYouTube外で行うのは避けるべし

TwitterなどのSNSで、動画のリンクを貼って案内や紹介しているケースが多々見受けられます。
しかし、SNSから流入した視聴者は、YouTube内で獲得した視聴者より再生時間が短いことが明らかになっています。
視聴維持率が下がると動画の評価が下がりインプレッションが落ちることになるので、再生数を増やそうと思って宣伝したにも関わらず再生数の伸びしろを奪うことになり、本末転倒です。

YouTubeのことはYouTubeで完結させるようにしましょう。

チャンネルの購入と相互登録は絶対にやめるべし

YouTubeの収益化には、総再生時間4,000時間と登録者1,000人が必要です。
通常、再生時間は余裕でクリアできるので、問題は登録者数になります。

そこで、強引に1,000人に達成するために、既に登録者が1,000人いるチャンネルを購入したり、よそのチャンネルに「お互いにチャンネル登録しあいませんか」と持ち掛ける人が後を絶ちません。

はっきり言って、悪手以外の何物でもありません。

チャンネルを購入した場合は、そのチャンネルは既に視聴者を抱えているわけですから、そのチャンネルにはなんらかの属性が出来上がってしまっているのです。例えば元はゲーム実況チャンネルなのに、購入後に野球解説チャンネルに鞍替えしたとすると、元の視聴者が動画を再生してくれる可能性はほぼないでしょう。そして、YouTubeのアルゴリズムは「チャンネル登録者が普段より視聴している動画を評価し、インプレッションを増やす」という仕組みがあるので、全く反対の評価をされることになります。

チャンネルの相互登録も同様です。そもそもYouTube運営が人為的な操作で増やすことを規約上禁止していますし、相互登録してくれたチャンネルは自分の動画を見てくれることはほぼないと考えられるため、やはりYouTubeアルゴリズムとしてはマイナスの方向に働きます。

コラボ企画は絶対にやめるべし

視聴者目線に立つべし、と関連していることなのですが。

特に「ゆっくり」界隈で目立つのが、登録者100人程度の無名チャンネル同士でのコラボ動画です。

無名チャンネル同士のコラボを望む視聴者などいません。
むしろコラボ動画は再生数が落ちることもよくあります。

もしコラボ先が異なるジャンルである場合、コラボ先の視聴者が自チャンネルに来てとりあえず動画を再生、ジャンル違いで興味がないからすぐに離脱、ということが起こり、その結果動画の視聴維持率が下がる、という弊害すらあります。

少なくとも、収益化前のコラボ企画は絶対に避けてください。