ジャンルは特化すべき

一番戦略ミスとして多いのは、チャンネルのジャンルが雑多すぎて、登録者数が伸び悩むことです。

視聴者目線で考えてみてください。ゲーム好きな視聴者がゲーム動画を見て面白いと思って登録したのに、新作動画が大食い動画だったら、その視聴者は登録し続けてくれると思いますか?

ちなみに当方のチャンネルは開設当時雑学チャンネルでしたが、動画ごとに内容が全く異なるためか、登録者数は微々たるものでした。

クソゲープレー動画がヒットしたことをきっかけに戦略を練り、雑学動画は全て非公開にしてクソゲー動画を投稿し続けた結果、登録者数を大きく伸ばすことができたのです。

ジャンルは特化しましょう。

視聴者はYouTubeに何を求めているか

表題は、言い換えれば、あなたはYouTubeを何のために見ていますか? ということです。

おそらく、大多数の人は「暇つぶし」と答えることでしょう。
つまり動画制作者は、暇つぶしたる「娯楽」を作ることを心掛けなければなりません。

たまに、学術的になりすぎて難解な専門用語を散りばめたり参考文献を紹介しまくったりする動画がありますが、勉学を目的とした視聴者以外は見続けるのが苦痛になって離脱してしまいます。

見終わった視聴者が「面白かった」「ちょっとためになった」と思えるくらいの娯楽動画を作成するよう心がけましょう。

サムネは定型化すべし

チャンネル登録者数がいくら増えても、公開された動画が再生されなければ意味はありません。

ちなみに当チャンネルの最新動画の約80%は未登録者による再生です。
つまり、登録していないにも関わらず、新作動画を再生してくれている視聴者が一定数いるんですね。

では、そういった方々はどうやって動画を視聴しに来るのでしょうか。
YouTubeのTOPページにはオススメ動画が表示されていますが、過去視聴したことのあるチャンネルの動画も表示されるんですね。
それで新作動画が公開されていることに気づいて、見に来てくれるわけです。

ここでひとつ、重要なことがあります。
未登録の視聴者は、それをどうやって判断しているのでしょうか。

それはずばりサムネです。サムネを見て「あ、ゆっくりドットコムの新作か。見てみるか」とクリックしてくれるわけです。
つまり、そのチャンネルの動画であることを認識できるサムネにする必要があります。
サムネを出来るだけ定型化し、特徴を出すようにしましょう。

ちなみに↓が当チャンネルの定型サムネです。ご参考までに。

コメントに惑わされるな

収益化を達成する頃には、動画を公開するたびに視聴者からコメントを貰えるようになっているはずです。
そして、たまに耳の痛いご意見を頂戴することもあります。

内容を鑑みて、早急に対応すべき内容であれば対処した方が良いのですが、判断に悩むご意見もあったりします。
そんなときは、同様のご意見を複数頂戴した際に検討するようにしましょう。

昔、セガというゲームメーカーは公式掲示板を設けていて、そこの書き込みを参考にゲームを開発していました。
しかし、掲示板に書き込むのはゲーマーの中でもマニアです。
マニアの意見を参考にした結果、セガが開発するゲームはどんどんマニアックになっていき、一般のゲームユーザーからは受け入れがたくなっていきました。
そして、ドリームキャストを最後に、セガはゲームハード競争から撤退せざるを得ませんでした。

YouTuberが信じるべきものは、YouTubeアナリティクスの数字です。
視聴者との交流は楽しく、それ自体はぜひ行うべきですが、偏った意見に惑わされないよう注意しましょう。

NGワードや不適切な表現に気をつけるべし

YouTubeは動画内の不適切な表現に対し、インプレッションの極端な減少や動画の削除、動画の収益化不可、チャンネルのBAN等を行います。

当方が「ミシシッピー殺人事件」というファミコンのプレー動画を投稿した際の話なのですが、タイトルに「殺人」という単語が入っているためか、YouTubeに動画をアップロードした際に通常よりも審査に時間がかかったということがありました。

審査はまずAIにより行われるため、誤爆による制裁もよくあるそうです(幸い当方のチャンネルでは一度もそういう事象は発生しておりませんが)。

犯罪行為に関連する表現やアダルトな表現は出来るだけ避けて動画を作成するようにしましょう。