ジャンルは特化すべき

一番戦略ミスとして多いのは、チャンネルのジャンルが雑多すぎて、登録者数が伸び悩むことです。

視聴者目線で考えてみてください。ゲーム好きな視聴者がゲーム動画を見て面白いと思って登録したのに、新作動画が大食い動画だったら、その視聴者は登録し続けてくれると思いますか?

ちなみに当方のチャンネルは開設当時雑学チャンネルでしたが、動画ごとに内容が全く異なるためか、登録者数は微々たるものでした。

クソゲープレー動画がヒットしたことをきっかけに戦略を練り、雑学動画は全て非公開にしてクソゲー動画を投稿し続けた結果、登録者数を大きく伸ばすことができたのです。

ジャンルは特化しましょう。

視聴者はYouTubeに何を求めているか

表題は、言い換えれば、あなたはYouTubeを何のために見ていますか? ということです。

おそらく、大多数の人は「暇つぶし」と答えることでしょう。
つまり動画制作者は、暇つぶしたる「娯楽」を作ることを心掛けなければなりません。

たまに、学術的になりすぎて難解な専門用語を散りばめたり参考文献を紹介しまくったりする動画がありますが、勉学を目的とした視聴者以外は見続けるのが苦痛になって離脱してしまいます。

見終わった視聴者が「面白かった」「ちょっとためになった」と思えるくらいの娯楽動画を作成するよう心がけましょう。

オープニングや本題に関係のない導入は削るべし

これも視聴者目線の話に繋がるのですが・・・

視聴者は無名なあなたを目的に来るわけでなく、偶然表示されたあなたの動画を見に来るのです。
そこでチャンネル名表示のオープニングが10秒間流れたら、大半の視聴者はそこで離脱します。あなたには興味がないから。

また、なかなか本題に入らずに、冒頭でぐだぐだと茶番めいた導入を行っているケースが散見されます。
もしあなたが、大学で初見の講義を受講しに行って、講師がなかなか本題に入らずにずっと寒いことを言っていたらどう思いますか? 講義途中で退室しませんか?
これは特に「ゆっくり実況」「ゆっくり解説」によくありがちです。しかし大半の視聴者にとって、ゆっくり饅頭は「ゆっくりの霊夢と魔理沙」の意味しかなく、語り部以外の何者でもありません。もしあなたが呼吸や間、ネタが面白いゆっくり饅頭の掛け合いを作り出すことが出来る才能をお持ちであれば、むしろ「ゆっくり茶番劇」1本に絞って動画を作成すべきです(「ゆっくり茶番劇」は大きなジャンルとして確立していますので)。

視聴維持率を向上させるため、視聴者目線で見てつまらないオープニングや冒頭の茶番は、今すぐ削ってください。

コラボ企画は絶対にやめるべし

視聴者目線に立つべし、と関連していることなのですが。

特に「ゆっくり」界隈で目立つのが、登録者100人程度の無名チャンネル同士でのコラボ動画です。

無名チャンネル同士のコラボを望む視聴者などいません。
むしろコラボ動画は再生数が落ちることもよくあります。

もしコラボ先が異なるジャンルである場合、コラボ先の視聴者が自チャンネルに来てとりあえず動画を再生、ジャンル違いで興味がないからすぐに離脱、ということが起こり、その結果動画の視聴維持率が下がる、という弊害すらあります。

少なくとも、収益化前のコラボ企画は絶対に避けてください。

大物YouTuberを真似するのは今すぐ止めるべし

あなたはおそらく、ヒカキンなどの著名なYouTuberを見て、YouTuberを志したはずです。
だから、彼らのやってることをなぞれば、自分も人気YouTuberになれると誤解している人が数多くいます。

そこが、既に間違っています。

ヒカキンの動画が再生されるのは、「視聴者がヒカキンのことを好きだから」なのです。ヒカキンのことが好きだから、ヒカキンが何をやっても、動画が再生されるのです。

無名のあなたが同じことをやっても、誰も興味を示しません。
とくに「ゆっくり饅頭」を使っている場合、属人性がないため、その傾向はより顕著です。

ジャンルを特化してチャンネルを構築しましょう。